美味しく食べよう「健康な歯」で

若い頃は、自分の歯が加齢とともに抜け落ちて、健康的な歯を失ってしまうような感覚を、思い浮かべた事もないような人がいるかもしれませんが、実際に健康的な「歯」を失ってしまうという事は、どのような事柄であるのかを考えてみましょう。多くの人々が「歯」を失ってしまう事で感じるのが、食べ物の味が変わるような気がするといったような感想を持つ事が多いようです。それ以前まで、大好物だったものが、今まで以上に美味しく感じられないといったような感想を漏らすことがあるのだそうです。さらに、歯を失っていく本数が増えれば増えるほど、食べものを食べる時の「美味しさ」が半減してしまうのだそうです。このような状況は、歯を失った事のない世代であっても、なんとなく想像のつく範疇であるかもしれません。一般的な研究データの中では、物を美味しく食べる為に必要な歯の本数として、20本以上であるといった数値が出されているようなのですが、皆さんは、人間の歯の総数をご存知でしょうか?永久歯の数は32本とされていますが、親知らずが表に生える人とそうでない人がいるので、実際には28本~32本であるようです。永久歯が生え揃った時には、28~32本あった健康な歯が、加齢とともに失われていく主な原因の1つは、「歯周病」にあると言われています。「歯周病」は、「虫歯」とは異なり、歯の根元を菌によって溶かしてしまうので、予防をせずに放置しておくと、末期には歯が抜け落ちてしまうといったような状況に至ってしまうようです。ですから、日々のデンタルケアや歯科での定期的なメンテナンスを行う事で、歯の健康を維持して行くことは、大変重要なことであり、食べ物を美味しく食べる為には、大切なパートナーとして健康な「歯」をケアしていかなくてはならないのです。