歯磨きは生まれてから死ぬまで毎日行う習慣ですから、それぞれの年代ごとに適した歯ブラシを準備する必要があります。ここでは、ライフステージを乳幼児期、学童期、思春期、成人期の4期に分け、それぞれのステージに最適な歯ブラシについて解説したいと思います。
まず乳幼児期ですが、とにかく歯ブラシに慣れてもらうための道具が必要になります。歯磨きは幼児にとっては磨くというような大仰な作業ではなく、ブラシを口に入れて噛んだりしゃぶったりするものです。ですから安全性の高い歯ブラシを買い与えてあげましょう。市場には乳幼児用の歯ブラシが溢れているため、探すのには苦労しないでしょう。乳幼児用歯ブラシは乳臼歯を丁寧に磨けるような構造になっており、成長段階に合わせて買い替えることも出来ます。
柄部は子どもでも落とさないように太く設計され、歯磨きを楽しめるようにキャラクター等がプリントされています。なお、自分で磨けない子どものために、保護者が代わりに磨いてあげやすい商品も開発されています。子どもの口腔がよく見えるように頸部が長くなっているのが特徴です。
次に学童期ですが、この時期は混合歯列期に当たるため、歯の形状が複雑で磨き残してしまう子どもも少なくありません。そのため、自分の歯の状態に合わせて選べるように、ラインナップが豊富であるのも特徴です。